暇つぶし鉄道ブログ

電車の姿、一つ一つを目に焼き付けて

英西紀行 後編

前編

中編

 

どうも、東京の暇人です。

長々と書いて来た英西紀行も今回でラストです。

 

ロンドン地下鉄、現地ではUnderground及びtubeと呼ばれています。

全12の路線があり、全線の約半分は地上区間です。

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ロンドン地下鉄では、世界的にも珍しい第四軌条を採用。

通常走行した電車の電力は走行レールを通して変電所へ帰しますが、ロンドン地下鉄では走行した電車の電力を走行レールの間にある専用のレールに通して帰してます。

聞く話によれば、このようになったのは電化当初(1890年代)は走行レールとトンネルが絶縁処理されておらず、走行レールに電気を通すとトンネルに含まれる金属が反応し分解されてトンネルを痛めてしまう可能性があったからだそうで…。

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RassellSquareを拠点にして地下鉄巡りへ。

 

イギリス版小竹向原なEarl'sCourtで難易度高めなディストリクト線に乗り換え。

やたらと支線の多いディストリクト線。

目的地と行先を把握しないと詰みやすく上級者向けの路線と言われてるそうで(^^;

特に詰みやすいのがこのEarl'sCourtらしく東側で2方向、西側で3方向に分岐します。

初見殺しにもほどがありますね…(^^;

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やって来たのはロンドン郊外のChiswickPark駅。

内側急行線の複々線は、田園都市線小田急線を彷彿とさせます。

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急行線はピカデリー線が、緩行線はディストリクト線が走ります。

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タイミングが合えば、地下鉄を地下鉄が追い抜いて行くというシュールな光景に…(^^;

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再びディストリクト線に乗車。

ActonTownでピカデリー線のUxbridge支線に乗換え、RaynersLaneへ向かいます。

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RaynersLaneではメトロポリタン線が合流し、終点Uxbridgeまで線路を共有。

有楽町線副都心線小竹向原和光市みたいな感じでしょうか?

にしても車体サイズの差がすごいこと…(^^;

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メトロポリタン線といえば東西線の如く通過運転が有名ですが、今回は各停に乗車。

途中のNorthwickParkで下車し、付近のベーカールー線を見に行きます。

 

Kentonを出発するベーカールー線。

地下鉄って何でしたっけ?と言いたくなるような光景…。

ここはナショナルレイルから独立して生まれたOvergroundとの共用区間ですが、この週末にユーストン駅が大規模改良工事をしている関係で、ユーストンを発着するナショナルレイルとOvergroundの列車は全列車が終日ウヤとなってました…。

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ユーストンを経由しないベーカールー線は平常通りの運転。

時間が推して来ているので3本だけ見物。

上を走るメトロポリタン線との交差を見たいとこでしたが、全部ダメでした…。

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再びメトロポリタン線に乗り、今度はWembleyParkでジュビリー線に乗換え。

ここからFinchileyRoadまではまたもや複々線区間

急行線をメトロポリタン線が、緩行線をジュビリー線が走行します。

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FinchileyRoadから再びメトロポリタン線に乗車。

King'sCross&St.Pancrasでピカデリー線に乗換え、RussellSquareへ帰還しました。

 

後々夜景を見にまた地下鉄を利用しましたが、朝みたいな巡回まではやりません(笑)

 

帰りはヒースローからBAで成田へ。

例のミサイルに怯えながらも無事生還できました(^^;

 

 

今年はスペインとイギリス、2ヶ国へ出向いてみました。

 

スペインの料理は美味しいですね。

イベリコ豚の生ハムも食べ放題でした。

 

特筆できるものといえば生ハムクレープでしょうか…。

あれは一度食べてみるべきです。惚れます(笑)

 

ロンドン地下鉄については、また攻めていきたいなと思いました。

まだ攻略してない路線もいくつかありますので。

 

何はともあれ、良い1週間を過ごさせていただきました。

ではノシ

英西紀行 中編

前編

 

どうも、東京の暇人です。

 

今回からロンドンな訳ですが、予想以上に写真の量が膨大なので更に2編に分けます💦

 

主な観光地は前々回にある程度出向いたので、今回は鉄道中心で周ることに。

前半はナショナルレイルから。

 

 

H'EXことヒースローエクスプレスで活躍するClass332形。

今回もヒースロー空港で降りましたが、H'EXを使うことはありませんでした…。

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パディントンで発車を待つH'EX。

 

パディントンのH'EXホームはノーラッチで、切符は紫の専用券売機で購入します。

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パディントン駅に滑り込むGWRのClass166形。

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First塗装からGWR塗装への変更が進んでおり、過度期の今では混色も見られます。

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かつてユーロスターが発着していたウォータールー駅。

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大規模工事のため、期間限定で旧ユーロスターホームが在来線ホームとして仮使用中。

丁度この日が仮使用最終日でした。

今後はリニューアルをしつつ再び在来線ホームとして活用して行くそうで。

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キングス・クロスではいつものようにVTECの列車がお出迎え…ってあれ?

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IC225のClass91に紛れて何やら不自然なスタイルをした機関車が…。

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不自然な機関車の正体は、DB-CargoのClass90形。

後々聞いた話によればClass91形のメンテが遅れているらしく暫く貸出中とのこと。

日本でいうなら、あさかぜをJR貨物EF66が代走しているような感じでしょうか?

Class91形が最高200km/hに対し、Class90形は最高180km/h弱。

極力200km/h出さない区間で走らせてるものの、それでも10分程度遅れるそうで…(^_^;

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翌日は団臨でSLがキングス・クロスに入線。

 

改札を抜けてホームに入ると、既に1番のりばで発車を待つ客車列車の姿が。

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ホグワーツ特急に出て来そうなレトロ客車。日本でいう旧客みたいなものですねぇ…。

前にSLケツにDLというスタイルは、高崎のSL&DL碓氷を彷彿とさせます。

で、肝心のSLなんですが…。

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前出し〜〜〜〜〜〜(-_-;

これ以上は行けませんでした…。

釜を調べたらLNER-ClassA1形と呼ばれるパシフィック形SLとのこと。

唯一残る60613号機は愛好家団体の手で2008年に復活…ではなく製造されました(!?)

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ケツにぶら下がるのはDB-CargoのClass66形。

厳つい顔してますね(笑)

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ナショナルレイルはここまで。

次回はロンドン地下鉄を攻めます。

 

続く

 

英西紀行 前編

どうも、東京の暇人です。

 

またもや長編になりそうなので分けます。

 

 

今年も海外へ飛びました。

まずはスペインバルセロナから。

 

バルセロナ地下鉄3号線。

パリメトロに次ぎ、新たな地下鉄を開拓です。

車種はどこのサイトを調べても不鮮明…(^^;

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やってきたのはスペインの横浜駅ことサグラダ・ファミリア

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一応は2026年までに完成予定とのこと。

まーだ工事するんかい(^_^;

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巨大な柱に巨大な装飾…。

大聖堂と呼ぶにふさわしい内装をしています。

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エス様…一瞬グリコの看板に見えました(笑)

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塔には上らずに他の観光地へ。

サン・パウ大病院跡やラ・ペドレラアパート等を巡ってきました。

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あとはカタルーニャ音楽堂

大ホールに響くパイプオルガン凄まじかったです(^^;

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バルセロナの旧国鉄ターミナル、フランサ駅。

サンツ駅に主要駅の座は奪われたものの、未だ多くの列車が発着しています。

この駅の見所はエントランスでしょうか?最近は観光名所にもなっているそうで。

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ヨーロッパらしくノーラッチなので出入りし放題。

早速ホームへ入ります。

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早速見かけたのはrenfe465系Civia。

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旧塗装と新塗装があるようで、たまに混結していることも。

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暫くしてやってきたのはスペイン国鉄レンフェのエース、renfe130系Alvia。

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レンフェと言ったらやっぱりこれです(笑)

大半はサンツに行きますが、フランサに現れることもしばしば。

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renfe130系は一軸連接台車を持った客車タルゴを連結したタルゴシリーズの一員。

釜にも隅っこにタルゴのロゴが入ってます(*^_^*)

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タルゴと在来線車両を比較。

噂に聞いてましたが、本当に小さいですね(^^;

車輪が左右で独立している故に客室部が他の車両より低く設けられるそうで。

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僅か3日間の滞在ながら、観光地が徒歩で回りやすいおかげで多くの楽しみや発見を得られたスペインのバルセロナ

ただ足が疲れました💦

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あのフニクラもミロ美術館へ行く際に乗りましたが撮り損ねました…_| ̄|○

 

続く

 

 

わ鐡紀行 後編

 

前編

 

 

どうも、東京の暇人です。

前回訪問したわたらせ渓谷鐵道、略してわ鐡。

 

今回は名物のトロッコに乗ってみようと思います。

 

わ鐡のトロッコ列車は現在…

・客車で走るわたらせ渓谷号

気動車で走るわっしー号

…の2種類がありますが、今回は客レらしさのあるわたらせ渓谷号を選択。

 

 

整理券を乗車券と引き換え、大間々駅の隅っこ0番のりばへ。

茶色い客車がエンジンを唸らせて旅客を待っていました。 

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トロッコ車両わ99形。

端っこの2両は元12系。で、中のトロッコ部2両はなんと元京王5000系です。

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トロッコ車両の車内。

妻面以外原型を留めないほどの改造っぷりです。

種車要素どこいったの…(^^;

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一方で元国鉄12系側の方は種車時代そのまんま。

高崎や新潟と違い、トイレも原型まんまです。

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規格があまりにも異なるため、床面には段差が付けられています。

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国鉄12系と京王5000系の混結。

わ99形と名乗ってるのに車番は5000番台。

何なんですかこの車両…。

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夏の風を感じながらのんびりと。

こういうのを納涼って言うんですよね(*^_^*)

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神戸駅の立売り。

弁当や茹でジャガ、田楽などを売りに来ます。

茹でジャガは付属のマヨネーズを付けると美味しいですね♪

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神戸を出るとわ鐡最長のトンネル草木トンネルへ。

退屈にならないようトロッコ車両ではイルミネーションが点灯します。

ロイヤルボックスみたい(笑)

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沢入(そうり)駅で下車。

ここでわっしー号とすれ違います。

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ちょっと歩いた先の踏切でお見送り。

列車は機回しの都合上、足尾まで行きます。

DE10-1537+わ99形 「トロッコわたらせ渓谷3号」 足尾行

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駅の横にはボランティアにより紫陽花が植えられています。

見頃は過ぎたものの、まだ少し咲いていました。

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少し戻って温泉の併設する水沼駅へ。

 

再びわっしー号とすれ違い。

折り返しが瞬時に出来るの気動車の特性を生かして桐生〜間藤を3往復しています。

WKT550形(551 わっしー号)+WKT510形(511) 「トロッコわっしー3号」 間藤行

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温泉で一休みしつつトロッコわたらせ渓谷号で戻りました。

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途中ゲリラ豪雨に見舞われ撮影し難い時があったため、今回は乗るのが中心になりました。

ロッコに乗るのは嵯峨野トロッコ以来ですが、自然により近づけていいですね。

わっしー号も試してみたいところです。

 

 

ではノシ

わ鐡紀行 前編

どうも、東京の暇人です。

 

 

くりでんに感化され、同じく鉱山鉄道出自のわたらせ渓谷鐵道を訪問してきました。

略してわ鐡です。

 

主力車両はわ99-310形。

こう見るとホントに顔だけ見ればくりでんそっくりです。

ちょいと前にも触れましたが、長良川鉄道にもそっくりさんがいますね。

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くりでんと同じくセミクロスなものの配置は異なり、2+2のテーブル無しです。

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最近増えつつあるWKT500形・WKT510形。

ロングシートなのが500、セミクロスなのが510です。

こちらは日本全国にそっくりさんがいらっしゃいますね(^^;

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大間々から先は神戸あたりまで渡良瀬川の横をひたすら走ります。

くりでんにもこういう景色があれば観光客増加でもう少し生き延びたかな〜

(あっちは8割ぐらいが田んぼだらけ…)

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1時間40分ほどかけて終点間藤に到着。

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洒落た駅舎に1面1線の単式ホーム…。

細倉マインパーク前を彷彿とさせます。

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足尾駅には保存車名乗る実質放置車両群が…(^^;

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キハ30やタキ1900など、国鉄足尾線時代の車両が置かれています。

一応貨物ホームも含めた周辺に監視カメラは設置されてあるようで。

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神戸(ごうど)にはDRCの中間車が放置…。

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…ごめんなさい、ちゃんと営業してます。

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列車レストラン清流として第二の人生を送るDRCの中間車。

もちろんリクライニングも生きており、ちゃんと倒せます。

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カラーが有名ですが、今回は舞茸天そばを選択。

これなかなか美味かったです(*^^*)

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主に観光路線として活躍するわ鐡。

一時廃線の危機になったらしいですが、今は新車を続投するほどの安泰さで一安心です。

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続く

くりでん 10年ぶりの出会い 後編

前編

どうも、東京の暇人です。

 

SNSをぼんやり眺めていると、くりでんミュージアム公式からとんでもないニュースが

 

「来週、KD95とKD10を連結します!」

 

えぇえ…連結するの…?

 

くりでん現役時代、一度も動く姿をお目にかかれなかったKD10形。

元を正せば名鉄キハ10形なので、これが動くと名鉄のファンが注目するとか。

 

自分が行くといつも若柳でお寝んねしている姿しか見られませんでした。

従兄曰く「あれは朝方高校生乗せてるやつ」

実際朝の学生輸送を主に使っていたそうで、日中に乗ってた自分は見れるわけなく。

後に調べたら2005年には定期運用を無くし、波動用になっていたとのこと。

結局動く姿は一切見ることのないまま廃線を迎えました。

 

先述の通り、乗車会は基本KD95形の2両で運転し、KD10形は滅多に動きません。

乗車会の前後に入換で駅構内を往来しますが、基本的に本線に出ることはありません。

前回本線を走ったのは2013年8月、以来4年間は本線を走っていないそう。

(後日コメントより修正:密かに毎年数回運転されているようです)

 

KD10が本線を走ること自体結構なニュースですが、今回まさかの併結運転…。

後々伺うことになるわけでしが、実は現役時代でも一切なかった事案で今回が初。

大ニュースを飛び越してとんでもないニュースなわけです。

 

1週間後、再びくりでんの走る街へ。

 

先週の懐かしさなんぞ吹っ飛んでしまうかのような光景にびっくり仰天…。

なんだよこれ…なんなんだよこれ…💦

KD95形(953)+KD10形(11) 乗車会

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"この時点では"貫通幌は無し。

お互いの行き来が出来ないので、どちらか一方のみに乗車という形となりました。

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同じLE-Carなものの(後にこの共通点が役立ちますが)車体から床下まで全く別物同士。

ふと制御はどうしているのかと思い、乗車券を買って小さな区間を往復します。

 

人生初のKD10形車内へ。

レールバスらしいロングシートのみの通勤輸送に適したスタイルです。

(そういえば同じレールバスないすみ200'形もロングシートのみでしたね)

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KD10形は今時珍しい単軸台車のレールバス

動態で残るのはここと有田鉄道にある元樽見鉄道のハイモ180形のみ。

それゆえに揺れが半端なく、まるで貨車に乗ってるかのような感覚です。

 

結論から言うと、協調運転でした。

2人のウテシが乗り、お互い警笛で合図を送りながら制御します。

KD95の加速性がいいのか、復路は発車時に後ろから若干押されるような感覚に(^^;

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11時半の運転後は、13時までお昼休み。

この時になって更にとんでもない事案が発生。

 

幌…繋いでる…!?

 

元々はどちらも同じ富士重工で作られたLE-Car同士。

お昼になって幌の連結をやってみることになったらしく…できてしまったようです…。

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貫通路もこの通り。

世代の異なるLE-Car同士を車内で行き来出来るようになりました。

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貫通路が通ったので、お互いの車内も貫通路越しに見られるように。

で、走行中にKD95からKD10の車内を見ると、これがまたすごい…(^^;

KD10がまるで遊園地のアトラクションかの如く縦に横にゆっさゆっさと揺られているのが一目で分かります…(笑)

 

名鉄で度重なる転属を重ね、最終的にくりでんへ飛ばされたキハ10形改めKD10形。

ミャンマーに行ったキハ20形やキハ30形の今は知る由も無いですが、くりでんに行ったキハ10形は車籍を失ったものの元気な姿を見せてくれました。

次会えるのはいつになるか分かりませんが、またその時まで。

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イベント終了後、立ち寄ったのが道路を挟んで向かいにあるくりでんミュージアム

くりでんに関わる物品の数々が展示されているくりでんの博物館。

屋内にKD12とKD952が、屋外にワ100の車体が静態保存されています。

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普段はKD95形2両で走る模型も今日だけは併結運転(笑)

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1日だけかと思いきや、まさかの2週連続でくりでんを満喫できました。

良いお盆を過ごすことができました。

 

ではノシ

くりでん 10年ぶりの出会い 前編

どうも、東京の暇人です。

 

大阪を楽しんだ翌朝、新幹線を乗り継いで次へ転戦。

向かった先は東北宮城県

いつものように従兄の家を拠点とし、今回は懐かしい路線に訪れます。

 

あの時から10年と半年。

再び赤い列車と会える日が来るなんて…。

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石越から若柳、栗駒を抜け、細倉マインパーク前までを結んでいたくりはら田園鉄道

地元の間では「くりでん」と呼ばれていました。

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くりはら田園鉄道は三セク化後の名で、その前は栗原電鉄でした。

その名の通り電車で運行していたそうですが、三セク化後はコスト削減で気動車へ。

 

自分がくりでんを知った頃は既に三セク化後の気動車時代。

架線はそのままだったので、架線があるのに電車じゃない不思議な路線でした。

(松島の方へ行けば今もそれっぽいものは走っていますが)

 

元々栗原電鉄時代から既に少子高齢化やモータリーゼーションによる利用客の低迷が続いていたそうですが、三セク化後もこれといった集客の努力も出来なかった(していたとしても虚しく終わった)らしく、2007年4月1日遂に廃線

その後、地元のボランティアを中心に保存会が結成され、保存活動が始まりました。

旧若柳駅を拠点に保存運転が続けられています。

 

で、これまで私はタイミングがズレたり情報が入らなかったりと、意識していても泣く泣くパスしてしまう始末。

次第には意識も薄れていき、記憶の奥深くに沈んで行ってました。(要するに忘れてた)

 

時を遡って1ヶ月前。

SNSを見ていると、栗原市のHPにくりでんの乗車会が記載されているとのこと。

くりでん乗車会には

・レールバイクで廃線跡900mを往復する「レールバイク乗車会」

・動態保存されているKD形で廃線跡900mを往復する「KD乗車会」

・レールバイクとKD形どちらも楽しめる「W乗車会」

の3種類があり、月に2回程これらのいずれかが休日を中心に開催されます。

早速検索をかけてみると丁度大阪弾丸ツアーの翌日にW乗車会が。

 

 

 

 

 

と、いうことでこの日大阪から直行してきたまでです。

伊丹から飛行機で行っても良かったのですが、既に往復切符を抑えてしまったもので…(^^;

 

 

午前のKDは11時でしたが、この時墓参りで戦線離脱中…(- - ;

15時からもう一度KDが走るとのことで、15時頃になって沿線へ。

 

 

真っ赤な車体、カンテラ風の前照灯、栗を模したヘッドマーク…。

あのくりでんが動いてる…走っている…。

10年挟んでの再会、お久しぶりです!

KD95形(953+951) 乗車会

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現役時代は朝ラッシュに走ってたと言われる2両編成。

普段のKD乗車会はこの編成でやってるとのこと。

単行も1回ぐらいやって欲しい…いや、繁忙期とかの収容力が(´・ω・`)

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ところでこのKD95形、とある他社のデザインを参考にしたと言われています。

 

それが、わたらせ渓谷鉄道のわ89-310形。(諸説ではわ89-300形とも)

元々は同じ富士重工のLE-ECベースなので似てて当然と言われればそれまでですが…。

車体色と上の前照灯を変えれば、もう顔だけでくりでんと思えるほどそっくり(笑)

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もっとそっくりさんなのは、長良川鉄道のナガラ200形。

これは前面どころか、側面の扉、椅子の配置までくりでんそのまんま。

次の被写体目標として頭に入れておきたいものです。

 

今ではのっぺらぼうなNDCのそっくりさんが全国各地の三セクを走る時代。

LE-DCは、そんなそっくりさん量産の先駆け的存在なのかもしれませんね。

 

運行を終えると、それぞれ切り離して車庫へ引き上げます。

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レールバイクが走る間、傍らでは特別イベントとして貨物車両の乗車会を開催。

DB10形(101)とモータカー(TMC100F)がト10形をサンドして構内を往復していました。

DB10形がこれまた珍しいロッド付DLなのですが黒潰れで目立たない…(^^;

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後述するくりでんミュージアムへ出向き、静態保存されてる952の車内を見物。

そうそうこんな感じだった!

4人掛けのボックスで木のテーブルに石越の売店で買ったお菓子食ってたね(笑)

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自分の中では懐かしさ満点だったくりでんの乗車会。

今後も継続してほしいものです。

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ではn…と書き止めようとしたところでとんでもないニュースが。

 

続く