どうも、東京の暇人です。
大阪を楽しんだ翌朝、新幹線を乗り継いで次へ転戦。
向かった先は東北宮城県。
いつものように従兄の家を拠点とし、今回は懐かしい路線に訪れます。
あの時から10年と半年。
再び赤い列車と会える日が来るなんて…。
石越から若柳、栗駒を抜け、細倉マインパーク前までを結んでいたくりはら田園鉄道。
地元の間では「くりでん」と呼ばれていました。
くりはら田園鉄道は三セク化後の名で、その前は栗原電鉄でした。
その名の通り電車で運行していたそうですが、三セク化後はコスト削減で気動車へ。
自分がくりでんを知った頃は既に三セク化後の気動車時代。
架線はそのままだったので、架線があるのに電車じゃない不思議な路線でした。
元々栗原電鉄時代から既に少子高齢化やモータリーゼーションによる利用客の低迷が続いていたそうですが、三セク化後もこれといった集客の努力も出来なかった(していたとしても虚しく終わった)らしく、2007年4月1日遂に廃線。
その後、地元のボランティアを中心に保存会が結成され、保存活動が始まりました。
旧若柳駅を拠点に保存運転が続けられています。
で、これまで私はタイミングがズレたり情報が入らなかったりと、意識していても泣く泣くパスしてしまう始末。
次第には意識も薄れていき、記憶の奥深くに沈んで行ってました。(要するに忘れてた)
時を遡って1ヶ月前。
SNSを見ていると、栗原市のHPにくりでんの乗車会が記載されているとのこと。
くりでん乗車会には
・レールバイクで廃線跡900mを往復する「レールバイク乗車会」
・動態保存されているKD形で廃線跡900mを往復する「KD乗車会」
・レールバイクとKD形どちらも楽しめる「W乗車会」
の3種類があり、月に2回程これらのいずれかが休日を中心に開催されます。
早速検索をかけてみると丁度大阪弾丸ツアーの翌日にW乗車会が。
と、いうことでこの日大阪から直行してきたまでです。
伊丹から飛行機で行っても良かったのですが、既に往復切符を抑えてしまったもので…(^^;
午前のKDは11時でしたが、この時墓参りで戦線離脱中…(- - ;
15時からもう一度KDが走るとのことで、15時頃になって沿線へ。
真っ赤な車体、カンテラ風の前照灯、栗を模したヘッドマーク…。
あのくりでんが動いてる…走っている…。
10年挟んでの再会、お久しぶりです!
KD95形(953+951) 乗車会
現役時代は朝ラッシュに走ってたと言われる2両編成。
普段のKD乗車会はこの編成でやってるとのこと。
単行も1回ぐらいやって欲しい…いや、繁忙期とかの収容力が(´・ω・`)
ところでこのKD95形、とある他社のデザインを参考にしたと言われています。
それが、わたらせ渓谷鉄道のわ89-310形。(諸説ではわ89-300形とも)
元々は同じ富士重工のLE-ECベースなので似てて当然と言われればそれまでですが…。
車体色と上の前照灯を変えれば、もう顔だけでくりでんと思えるほどそっくり(笑)
もっとそっくりさんなのは、長良川鉄道のナガラ200形。
これは前面どころか、側面の扉、椅子の配置までくりでんそのまんま。
次の被写体目標として頭に入れておきたいものです。
今ではのっぺらぼうなNDCのそっくりさんが全国各地の三セクを走る時代。
LE-DCは、そんなそっくりさん量産の先駆け的存在なのかもしれませんね。
運行を終えると、それぞれ切り離して車庫へ引き上げます。
レールバイクが走る間、傍らでは特別イベントとして貨物車両の乗車会を開催。
DB10形(101)とモータカー(TMC100F)がト10形をサンドして構内を往復していました。
DB10形がこれまた珍しいロッド付DLなのですが黒潰れで目立たない…(^^;
後述するくりでんミュージアムへ出向き、静態保存されてる952の車内を見物。
そうそうこんな感じだった!
4人掛けのボックスで木のテーブルに石越の売店で買ったお菓子食ってたね(笑)
自分の中では懐かしさ満点だったくりでんの乗車会。
今後も継続してほしいものです。
ではn…と書き止めようとしたところでとんでもないニュースが。
続く