どうも、東京の暇人です。
SNSをぼんやり眺めていると、くりでんミュージアム公式からとんでもないニュースが
「来週、KD95とKD10を連結します!」
えぇえ…連結するの…?
くりでん現役時代、一度も動く姿をお目にかかれなかったKD10形。
元を正せば名鉄キハ10形なので、これが動くと名鉄のファンが注目するとか。
自分が行くといつも若柳でお寝んねしている姿しか見られませんでした。
従兄曰く「あれは朝方高校生乗せてるやつ」
実際朝の学生輸送を主に使っていたそうで、日中に乗ってた自分は見れるわけなく。
後に調べたら2005年には定期運用を無くし、波動用になっていたとのこと。
結局動く姿は一切見ることのないまま廃線を迎えました。
先述の通り、乗車会は基本KD95形の2両で運転し、KD10形は滅多に動きません。
乗車会の前後に入換で駅構内を往来しますが、基本的に本線に出ることはありません。
前回本線を走ったのは2013年8月、以来4年間は本線を走っていないそう。
(後日コメントより修正:密かに毎年数回運転されているようです)
KD10が本線を走ること自体結構なニュースですが、今回まさかの併結運転…。
後々伺うことになるわけでしが、実は現役時代でも一切なかった事案で今回が初。
大ニュースを飛び越してとんでもないニュースなわけです。
1週間後、再びくりでんの走る街へ。
先週の懐かしさなんぞ吹っ飛んでしまうかのような光景にびっくり仰天…。
なんだよこれ…なんなんだよこれ…💦
KD95形(953)+KD10形(11) 乗車会
"この時点では"貫通幌は無し。
お互いの行き来が出来ないので、どちらか一方のみに乗車という形となりました。
同じLE-Carなものの(後にこの共通点が役立ちますが)車体から床下まで全く別物同士。
ふと制御はどうしているのかと思い、乗車券を買って小さな区間を往復します。
人生初のKD10形車内へ。
レールバスらしいロングシートのみの通勤輸送に適したスタイルです。
(そういえば同じレールバスないすみ200'形もロングシートのみでしたね)
KD10形は今時珍しい単軸台車のレールバス。
動態で残るのはここと有田鉄道にある元樽見鉄道のハイモ180形のみ。
それゆえに揺れが半端なく、まるで貨車に乗ってるかのような感覚です。
結論から言うと、協調運転でした。
2人のウテシが乗り、お互い警笛で合図を送りながら制御します。
KD95の加速性がいいのか、復路は発車時に後ろから若干押されるような感覚に(^^;
11時半の運転後は、13時までお昼休み。
この時になって更にとんでもない事案が発生。
幌…繋いでる…!?
元々はどちらも同じ富士重工で作られたLE-Car同士。
お昼になって幌の連結をやってみることになったらしく…できてしまったようです…。
貫通路もこの通り。
世代の異なるLE-Car同士を車内で行き来出来るようになりました。
貫通路が通ったので、お互いの車内も貫通路越しに見られるように。
で、走行中にKD95からKD10の車内を見ると、これがまたすごい…(^^;
KD10がまるで遊園地のアトラクションかの如く縦に横にゆっさゆっさと揺られているのが一目で分かります…(笑)
名鉄で度重なる転属を重ね、最終的にくりでんへ飛ばされたキハ10形改めKD10形。
ミャンマーに行ったキハ20形やキハ30形の今は知る由も無いですが、くりでんに行ったキハ10形は車籍を失ったものの元気な姿を見せてくれました。
次会えるのはいつになるか分かりませんが、またその時まで。
イベント終了後、立ち寄ったのが道路を挟んで向かいにあるくりでんミュージアム。
くりでんに関わる物品の数々が展示されているくりでんの博物館。
屋内にKD12とKD952が、屋外にワ100の車体が静態保存されています。
普段はKD95形2両で走る模型も今日だけは併結運転(笑)
1日だけかと思いきや、まさかの2週連続でくりでんを満喫できました。
良いお盆を過ごすことができました。
ではノシ